石の世界にはさまざまな専門用語があります。商品紹介のページでも専門用語が出てきます。はじめの人にはわかりづらいかもしれません。そこでわかりやすく解説します。
水晶の構造
水晶には部分ごとにさまざまな名前がついています。・頂点(ちょうてん)
水晶ポイントの一番上の尖ってるところ。全ての水晶の頂点が尖っているわけでなく。平らになってるものもあります。
・錐面(すいめん)
頂点から続いている斜めになっている面のこと。頂点に接してる面だけでなく、小さな面も含みます。パワーストーンの世界ではファセットと呼ぶ人もいますが、ファセットは宝石用語でカットした面(切子面)を意味するので加工していない結晶に用いるのは適切ではありません。・辺(へん)
面と面が接してる部分。面を取り囲んでいる線はすべて辺になります。直線であることが多いです。稜(りょう)ともいいます。・柱面(ちゅうめん)
錐面の下に続く広い部分。普通の水晶は柱面が六つあるので六角形の柱を作っています。産地や水晶の種類によって柱面の育ち方はかなり変わります。ハーキマーダイヤモンドや紫水晶のようにほとんど柱面のない水晶もあります。・頭部(頭部)
頂点と錐面からできてる部分を頭部といいます。はっきりと境界があるわけではなく、大まかな分け方です。先端部分はとくにターミネーションと呼ぶこともあります。・条線
柱面にできる直線のことです。数十本の線が並んでいることが多いです。水晶の成長過程でできたものです。かつての錐面と柱面の境目が残ったもので、木の年輪のようなものです。条線は辺に対して直角、条線と条線は平行になります。条線は溝になってるわけでなく、階段状になっています。条線は全ての柱面にできるわけでなく、1面だけや2面にできることもあります。条線のある面を条線面といいます。条線がまったくない水晶もあります。
水晶の形
市販されている水晶は様々な形で売られています。一般的な水晶の形と特徴を紹介します。クラスター(群晶)
沢山の結晶が集まったもの。群晶ともいいます。母岩の付いている物と付いてていないものがあります。母岩の付いている物の方が自然の状態に近い石です。母岩のあるなしは好みの問題ですので効果に違いはありません。
インテリア、浄化用として使われます。
他の石、アクセサリー、空間の気を浄化するために使われることが多いです。パワーストーンにパワーをチャージするために使われることもあります。
単結晶(ポイント)
ポイントとも呼ばれます。一つの結晶だけをクラスターや母岩から切り離したものです。結晶の根本は切り出したままのゴツゴツしたものや、自立できるように底を平らに加工したものもあります。
全てのポイントが自然のままの結晶ではありません。採掘のときに傷ついた結晶には柱面や錐面を磨いている物もあります。磨いたものは傷のないきれいな面になっています。磨いたものがいいのかどうかは好みの問題になります。風水的には磨いたものでも効果は変わりません。
一本だけで使うことが多いですが、複数を並べて使用することもあります。ヒーリング、お守り、インテリアとして使われることがあります。
タンブル
石のかけらをみがいたもの。河原の石のように丸くなっています。磨いただけなので整った形ではなくもとになったかけらの面影が残ります。売られているパワーストーンとしては最も安価な形のひとつです。
ヒーリングやお守りとして使われることが多いです。
加工品
石を結晶から切り出して人間の必要な形に加工したもの。丸球、ビーズ、ピラミッド型、動物の形など様々な形があります。石本来の意味に加えて、形にも意味を持たせています。インテリア、ヒーリング、アクセサリーなど様々な用途があります。
ジオード
地下の空間にたまった鉱物の塊で中が空洞になっているものをジオードといいます。晶洞ともいいます。空間の形を保っているものが多く、内部に水晶やメノウなどが育っています。大きなものはドームと呼ばれます。小さなものは2つに割ってペアメノウとして売られています。
浄化や気を溜める力があると信じられています。開運用アイテムとして人気があります。インテリア、浄化用に使われます。